初めての葬儀参列は、誰もが「何が正解かわからない」と感じるものです。このページでは、参列前の準備から当日の流れ、受付・香典・焼香、服装と持ち物まで、つまずきやすい順にわかりやすくまとめました。宗派や地域によって差が出る部分は、迷いにくい”無難ライン”も添えてありますので、安心してお読みください。
まずはこれだけ|参列マナー3つの鉄則
葬儀のマナーにはさまざまなルールがありますが、まず押さえておきたいのはこの3つです。時間は早すぎず遅すぎずが基本で、開始の10〜20分前に到着するのが目安とされています。早すぎると遺族の負担になることもあるため、配慮が必要です。服装は「控えめにきちんと」を心がけ、黒・光らない・肌を出さないを基本とします。迷うときは”喪服寄せ”にしておくのが安全でしょう。そして香典・所作は「静かに、短く」。挨拶は長くせず、動作はゆっくりと丁寧に行うことが大切です。
服装についてさらに詳しく知りたい方は、「喪服レンタル完全ガイド」や「レディース年代別」「メンズ」の記事もあわせてご覧ください。
葬儀・通夜のざっくり流れ(初めてでも迷わない)
会場や宗派によって順序は前後しますが、一般的な葬儀・通夜の流れはおおむね決まっています。まず、開始の10〜20分前に到着したら、受付で芳名帳に記入し、香典を渡します。その後、着席して開式を待ち、読経が始まります。式の途中で**焼香(または献花)**を行い、弔辞やお別れの時間を経て、出棺となります。状況によっては見送りに参加し、精進落としの案内があれば参加するという流れです。
「受付」と「焼香」の2つさえ押さえておけば、当日はだいたい乗り切ることができるでしょう。
参列前の準備|当日バタつかないチェック
出欠の返事(呼ばれ方で変わる)
葬儀の案内が電話や口頭で届いた場合は、まずはお悔やみの言葉を述べてから、参列可否を簡潔に伝えます。案内状で届いた場合は、返信方法に従いましょう。通夜のみ、葬儀のみと指定があることもあります。
「どちらに出るべきか」はケースによって異なりますが、仕事の都合などがあるなら、無理に両方出る必要はありません。迷う場合は、近しい間柄ほど葬儀を優先するのが無難です。
持ち物(最低限これ)
当日の持ち物として必要なのは、香典を袱紗に包んだもの、数珠(宗派が不明なら一般的な略式でよいでしょう)、黒無地のハンカチ、スマートフォン(マナーモードにして音・光を切る)、そして女性は予備のストッキング、男性は替えの黒靴下があると安心です。
受付のマナー|一番見られる”最初の30秒”
受付でやること
受付では、まず一礼して「このたびはご愁傷さまでございます」と挨拶します。芳名帳に記入する際、会社関係の場合は会社名も添えましょう。香典は袱紗から出して両手で渡し、「御霊前(または御香典)でございます」と短く添えます。
受付でやりがちなNG
入口で知人と大声で話すのは避けましょう。また、コートを着たまま受付に行くのもマナー違反とされています。建物に入る前に脱ぐのが無難です。香典袋をむき出しでバッグから出すのではなく、必ず袱紗に包んで持参しましょう。
香典マナー|金額相場・書き方・薄墨の基本
香典については地域差や家の考え方が出やすいため、ここでは「迷ったときに外しにくい」考え方をまとめています。
金額の目安(ざっくり)
友人・知人の場合は3,000円から10,000円、会社関係なら5,000円から10,000円、親族の場合は10,000円からが目安となり、関係性によって上がることが多いです。
ただし、本当の相場は関係性・年齢・地域によって揺れます。判断に迷うなら、親族や同僚に「皆いくらくらい?」と一言聞くのが一番確実でしょう。
表書き(よく使う)
仏式の場合は御霊前(四十九日前までが一般的)または御香典を使います。浄土真宗など宗派によっては御仏前を用いることもあります。
宗派が不明なら「御霊前」が幅広く使えるとされていますが、例外もあります。確実にしたい場合は、案内してくれた方に確認してください。
薄墨は必要?
通夜・葬儀では薄墨が無難とされています。これは、急な訃報で墨をする時間がなかったという意味合いがあるためです。ただし最近は濃墨でも強いNGになりにくい場面もあります。迷うなら薄墨を選びましょう。
お札の向き(ざっくりでOK)
香典袋に入れるお札の向きは、地域や流派で解釈が分かれます。強い指摘を受けることは稀なので、新札は避ける、丁寧に扱うを優先しましょう。新札しかない場合は、軽く折り目をつければ十分です。
焼香のやり方|宗派がわからなくても失礼になりにくい所作
焼香は宗派によって回数が違いますが、参列者が全員それを厳密に守る場面ばかりではありません。初めてなら、前の人の動きを静かに真似るのが最も安全です。
一般的な流れ(仏式)
順番が来たら静かに進み、遺族・僧侶に一礼します。香をつまみ、香炉へ(回数は前の人に合わせる)、合掌したあと、一礼して戻ります。
迷ったらこの”無難ライン”
動作はゆっくりと行い、回数は1回でも大きく失礼にはなりにくいとされています。立ち位置や礼の角度は周囲に合わせましょう。
献花式(キリスト教など)の場合も基本は同じで、静かに、短く、周りに合わせるが正解です。
服装マナー|迷いがちなポイントだけ最短で
「黒ければよい」というわけではなく、黒の質感・露出・小物の主張で差が出ます。ここだけは、できれば事前に整えておくと当日ラクです。
葬儀・通夜の服装の基本
光沢のない黒(深い黒が理想)で、肌の露出を抑える(袖・丈・胸元)ことが基本です。アクセサリーは控えめに(結婚指輪・一連パール程度が無難)、靴・バッグは黒で金具が目立たないものを選びましょう。
女性で迷いがちな点
ストッキングは基本黒です(地域や会場で慣習差があります)。ネイル・メイクは「薄め・控えめ」を心がけ、髪はまとめて、飾りは黒で小さなものを選びましょう。
年代ごとの”無難ライン”と、やりすぎ注意の境界については、「レディース・年代別・喪服レンタルの選び方」の記事で詳しく解説しています。
男性で迷いがちな点
ネクタイは黒無地(織り柄程度なら可)、白シャツはレギュラーカラーが無難です。靴は黒の内羽根が理想ですが、なければ外羽根でも磨いて清潔にしておきましょう。
サイズの測り方や、シャツや靴がセットかどうか知りたい方は、「メンズ・喪服レンタルのサイズ選び」の記事をご覧ください。
「喪服がない・間に合わない」緊急ルート
手持ちで整えるなら、黒スーツに白シャツ、黒ネクタイ、黒靴で、できる範囲で”光らない・装飾なし”へ寄せましょう。きちんと揃えるなら、即日発送・当日受け取りのレンタルが早いです。
今日から明日が勝負という方は、「即日発送・当日受け取り完全マップ」をご覧ください。そもそも「喪服レンタルって何を選べばいい?」という方は、「喪服レンタル完全ガイド」で全体像を把握できます。
葬儀の持ち物チェックリスト(印刷用)
必須(これだけは)
香典(袱紗)、数珠、黒ハンカチ、財布(小銭も少し)、スマートフォン(マナーモード、通知・音・光を切る)は必ず持参しましょう。
あると安心
予備ストッキングまたは黒靴下、小さなサブバッグ(黒・ロゴなし)、喉飴・ティッシュ(香の煙で咳が出ることもあります)、雨具(黒や落ち着いた色が無難)があると安心です。
初めての人の「これどうする?」Q&A
平服って言われたけど、何を着る?
葬儀の文脈での「平服」は、普段着ではなく略喪服寄りを意味することが多いです。黒・控えめ・光らないを優先し、迷うなら喪服に寄せるのが安全でしょう。
遅刻しそうなときは?
会場に連絡できるなら一報入れましょう。到着したら静かに受付へ向かい、式中は案内に従って、無理に前を横切らないようにします。
遺族に何て声をかければいい?
短い言葉で十分です。「このたびはご愁傷さまでございます」「心よりお悔やみ申し上げます」といった一言で構いません。励ましや長い言葉は、かえって負担になることがあります。
最後に|迷ったら「服装」と「所作」を整えれば大丈夫
葬儀のマナーは、完璧さよりも遺族への配慮がいちばん大切です。静かに、短く、目立たず。これだけで大きく外すことはありません。
服装に不安がある方は、「決定版・喪服レンタル完全ガイド」で全体像から最短で選べます。急ぎで「間に合わせる」必要がある方は、「即日発送・当日受け取り完全マップ」を今すぐ確認してください。







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