突然の訃報は、頭が真っ白になるものです。そんなときでも失礼になりにくいのは「短く・丁寧に・余計なことを言わない」こと。ここでは、場面別の”そのまま使える文例”と、避けたいNGフレーズをまとめました。
服装が不安な方は先にこちらもご覧ください。「保存版・葬儀参列マナー完全ガイド」や「決定版・喪服レンタル完全ガイド」、「明日が通夜で間に合う?」という方は「即日発送・当日受け取り」の記事をご確認ください。
まず結論:迷ったらこの2行でOK
宗派が分からない場合や、関係性が浅いときほど、無難なのはこれです。
「このたびはご愁傷さまです。心よりお悔やみ申し上げます。」または「突然のことでお言葉もございません。心よりお悔やみ申し上げます。」
ポイントは「短く」です。理由説明や励ましは入れないほうが安全でしょう。
受付での挨拶(対面)|一番よく使う定型
一般参列者 → 遺族へ(受付前後)
「このたびはご愁傷さまです。」、「心よりお悔やみ申し上げます。」、「お力落としのないように……(小声で・短く)」(言うなら添える程度)といった言葉を使います。
会社関係(取引先・上司の親族など)で少し丁寧に
「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。」、**「突然のことでお言葉もございません。お悔やみ申し上げます。」**と伝えましょう。
受付で香典を渡すときの一言
「お納めください。」、「御霊前(ごれいぜん)にお供えください。」(宗派不明なら「御霊前」が無難寄り)と添えます。
「御仏前(ごぶつぜん)」は四十九日後に用いることが多く、タイミングで迷いがちです。分からなければ無理に言わず「お納めください」で十分です。
受付係になったときの挨拶|超ミスしない言い方
受付係は、気の利いたことより手順が伝わることが大事です。
参列者に声をかける(基本)
「本日はお越しいただき、ありがとうございます。」、「恐れ入りますが、こちらへご記帳をお願いいたします。」、**「お香典(ごこうでん)をお預かりいたします。」**と伝えます。
焼香の案内をする
「このあと係の者がご案内いたします。」、**「恐れ入りますが、順にお進みください。」**と案内しましょう。
受付係は遺族の代わりに場を回す役です。深いお悔やみは”参列者から遺族”で交わされるので、受付で長く言い過ぎない方が自然です。
電話でのお悔やみ|長話にしないテンプレ
電話は相手が対応に追われていることが多いので、30秒で切り上げるのが優しさです。
「突然のことで驚きました。心よりお悔やみ申し上げます。」、「何かお手伝いできることがあればお知らせください。」(言うならこの一言まで)、**「取り急ぎお悔やみまで。失礼いたします。」**と短く伝えましょう。
メール文例(仕事)|件名・本文テンプレ
件名(迷ったらこれ)
【お悔やみ申し上げます】◯◯(自分の名前)
取引先・社外(丁寧・定型)
本文は次のような形です。
「◯◯株式会社 ◯◯様
このたびはご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様のお悲しみはいかばかりかと拝察いたします。
まずは略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。
◯◯(署名)」
社内(上司・同僚あて・簡潔)
本文は次のような形です。
「◯◯さんのご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様におかれましては、どうかお力落としのないようお祈りいたします。まずは取り急ぎご連絡まで。」
「お祈り」は宗教色が強いと感じる人もいるので、迷うなら「お悔やみ申し上げます」だけで構いません。
LINE・SMS文例(友人・知人)|短くが正解
「突然のことで言葉が見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます。」、「落ち着いたらでいいから、必要なことがあれば言ってね。」、**「返信は気にしないでね。」**といった言葉が喜ばれます。
スタンプだけや絵文字多用は避けた方が無難です。
弔問できないとき(欠席の連絡)|角が立ちにくい言い方
「どうしても都合がつかず、伺えず申し訳ありません。」、「遠方のため参列かなわず、心よりお悔やみ申し上げます。」、「改めてお参りに伺わせてください。」(実際に行くつもりがある場合だけ)と伝えましょう。
NGフレーズ集|よくある”悪気ない地雷”
1) 忌み言葉(繰り返し・続くを連想)
「重ね重ね」、「ますます」、「たびたび」、「続いて」「また」 などは避けましょう。
2) 直接的すぎる表現
「死ぬ・死亡」 は 「ご逝去」「亡くなられた」 に言い換えます。「急死」「最期」 なども避けた方が安全です。
3) 軽い励まし・正論(刺さりやすい)
「元気出して」、「頑張って」、「時間が解決するよ」、**「みんな同じ経験するから」**といった言葉は避けましょう。
4) 宗派が分からないのに宗教色が強い言葉
**「ご冥福をお祈りします」**は仏教由来です。宗派不明なら、代わりに 「心よりお悔やみ申し上げます」 が無難です。
5) 詮索・踏み込み
「何があったの?」「どうして?」、「保険は?」「相続は?」(当然NG)、「泣かないで」(感情の否定に聞こえがち)といった言葉は避けましょう。
“言っていいこと”が見つからないときのコツ
短いほど丁寧です(長文=気遣い、ではありません)。相手の負担を減らす一言が強いです。
「返信は不要です」、「落ち着いたらで大丈夫」といった言葉を添えましょう。相手が話したがらないことを、こちらから掘らないことも大切です。
服装も一緒に整えると、挨拶が自然に通る
言葉が丁寧でも、服装や持ち物に迷いがあると落ち着きません。必要ならここで一気に整理できます。
参列全体の流れ・持ち物までは「葬儀参列マナー完全ガイド」、喪服の選び方・相場・手配の流れは「喪服レンタル完全ガイド」、急ぎで間に合わせたい方は「即日発送・当日受け取り」、女性の年代別の無難ラインは「レディース喪服」、男性のフルセット・シャツは「メンズ喪服」の記事をご覧ください。
必要なら、あなたの想定シーン(「会社の上司の親御さん」「友人の家族葬」「受付係になった」など)だけ教えてくれれば、その場で一番角が立たない”1通の完成文”に整えて提供できます。


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